京ゆたか

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京ゆたかは、タキイ種苗株式会社が改良して作った、ピーマンの品種です。

 

見た目は何の変哲もないピーマンに見える京ゆたかは、
どのような特徴を持っているのでしょうか。

 

 

・肉厚で日持ちが良い
京ゆたかは、やや縦長の形をしたピーマンです。
ピーマンはどの品種も同じように見えますが、よく見てみると少しずつ形が違います。

 

全体的に丸っこくころころしたもの、細長くスレンダーなものなどがあり、
京ゆたかはその中でもややスレンダーなタイプです。

 

スレンダーではあるものの、肩とお尻の直径差があまりないので、寸胴な印象です。

 

色は濃緑で美しく、表面にはピーマンらしい凹みやシワはあるものの、
ツヤもあって見目が良いです。

 

尻づまりも良好で、実のサイズや形が揃いやすいので、
出荷用としては秀品率がとても高いです。

 

果肉は厚めで、食べ応えがあります。
ピーマンらしい風味や食感があり、幅広い料理に使えて便利です。

 

肉厚なおかげか、一般的なピーマンに比べると、日持ち性が良いのが特徴です。

 

 

 

 

・多収性のハウス向き品種
京ゆたかは枝の伸びや分岐が良く、
着果数も多いので、1株でも多くの実を収穫できます。

 

適した作型は主にハウス栽培ですが、促成栽培・半促成栽培・
雨よけ栽培・路地栽培・ハウス抑制栽培と、色々な作型に対応できます。

 

色々な作型で栽培することによって、
長く栽培・収穫でき、出荷できる時期も長くなります。

 

 

 

 

・成り疲れが少ない
京ゆたかは草勢が強めの品種です。

 

葉が大きく、枝の伸長もスムーズなので、生育の勢いが強いのですが、
勢いがあるだけでなく、その勢いが持続するのも、京ゆたかの特徴です。

 

ピーマンは、ナスのような成り疲れを起こしにくいことが多いですが、
多収性の品種も多く、開花したものはほぼ着果するため、
多く実をつけすぎるとやはり疲れます。

 

京ゆたかは草勢の強さとともにスタミナもあるので、栽培初期から終盤になるまで、
変わらない生育の勢いを保つことができます。

 

成り疲れが少ないので、栽培途中で収量が激減することも少なく、
安定した収穫量を維持できるのも、農家にとっては嬉しいところです。

 

 

[京ゆたか]タキイ種苗株式会社

 

 

■特徴

 

・粒揃いの良いピーマン品種です。
・やや縦長で肩とお尻の大きさに差があまりない、寸胴タイプの形です。
・色は美しいグリーンで目を引き、
ピーマンらしい凹みやシワがありつつ表面にはツヤもあって見目が良いです。
・尻づまりが良く、形やサイズが揃いやすいので、秀品率が高いです。
・肉厚で食べ応えがあり、日持ち性も高いです。
・葉が大きくて草勢が強めで、しかもスタミナもあるので成り疲れしにくいです。
・着果数が多く成り疲れもしにくいので、多収穫です。
・基本としてはハウス向きの品種ですが、
促成栽培・半促成栽培・雨よけ栽培・路地栽培・ハウス抑制栽培が可能です。

 

 

■栽培

 

・基本の育て方は、一般のピーマンと同じです。
・定植は1番花が咲く直前が適期です。
・追肥は1番果収穫のタイミングで開始し、草勢を見ながら追肥を続けます。